千葉県で暇してるなら、鎌ヶ谷スタジアムに行こうって話
日曜の朝から千葉に遠出したものの、昼過ぎで用事が終わったとき。
そんなときにどこ行ったらいいか迷った結果、野球場に行った
2軍野球場は安いし、結構楽しかったよ。
○鎌ヶ谷スタジアムに行ったきっかけ
6月2日、日曜日。この日は朝から千葉周辺で打ち合わせでした。
土日の打ち合わせっていうのは、あんまり珍しい話ではありません。
一緒に仕事をしている人たちが、平日まったく違う仕事をしていたり、逆にちょっと遠方で僕が平日に時間を合わせられなかったり。
そんな場合は、土日に打ち合わせを入れて数時間あーでもこーでもないってしたりすることも、たまにあったりするんですよね。
まあ、朝早くっていうのは割と珍しかったりもするのだけど……
この日はちょっと早起きして、PCX150に乗って千葉県へ。
喫茶店で10時から2時間半くらい仕事の話8割、雑談2割。
で、終わったのが12時半。
ふだん日曜日は、エンジンかけないとめったに午前中から動くことなんてないので、なんでも出来る気になってしまう。
でも、そういうときに限って、「これがしたい!」ってのが、全く一つに決まらず、適当にグーグルマップを弄ってて気付く。
「あれ、ここ鎌ヶ谷が近いじゃん」
鎌ヶ谷が近い。
鎌ヶ谷にはなにがあるか。
野球場があるんですよ。日ハムの2軍球場・ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムが。
僕は日ハムが好きで、「プロ野球ファンの集い」っていうイベントも開催しているのだけど、実は2軍球場はこれまで行ったことがなくて。
しかも。
「あれ、今日もしかして斎藤投げるんちゃうかな?」
僕が日ハムファンなのは大学時代から応援していた斎藤佑樹が入団したからなんですよ。
今年は中継ぎとして結構好調で、7月以降は1軍に上がっているんですけど、この頃はまだ鎌ヶ谷にいたんですよね。
なので、その動向は当然気になって調べてみたら。
前回登板が5月25日(土)。
ほぼ1週間強。
ということは中継ぎで投げる可能性、全然あるやん!
と思いまして、これは今日が2軍球場初体験しろというお告げだろうと思って、いざ鎌ヶ谷スタジアムに。
○アクセス
到着!
車で来た場合、2軍戦のときは1000円。
1軍オープン戦の場合は2000円かかるそうだけど、バイク駐輪場は無料。
手軽に来れる感じで嬉しい。
周辺地図はこんな感じだそう。
一見すると、どの駅からも遠そうなんで大変に見えるけど、JR西船橋駅、船橋法典駅、鎌ヶ谷駅などなど最寄り駅からは頻繁にバスが出てる。
どれも400円以内。鎌ヶ谷駅からのシャトルバスが100円なので一番安いのかな。
○入場
カラーリングが「緑」「青」なのが、なんとなくヤクルトっぽい気がする。
(ちなみに、この日は本当にヤクルト戦でした)
でかでかと、既に海の向こうのダルビッシュと大谷。
新旧・ハムのエース。
ハムで愛された歴代プレイヤー。これが撮影されたときは全員居なくなってしまったなあと思っていたけど、この20日後に吉川光夫は巨人からまさかの返還。
(吉川光夫:ダルビッシュがいなくなったあと2012年に覚醒し、日ハムのエースオブエースでMVPになった投手。しかし、そのあと徐々に成績は下降線を辿り、2016年には巨人へトレード。しかし、今年の6月には再度トレードで日ハムに復帰)
これが席一覧。外野席はよっぽどの人気試合しか開放しないらしい。
レディースデーなんかもあるので、野球に興味がなくて迷ってる人も来やすいサービスもやってるみたいですね。
チケットは翔さん&宮西。
個人的に映画1本分より安いのは超お得な気がする。(映画が高いだけか?)
休日の一般自由席だったので1500円。
一番高いプレミアムシートでも2100円なので、やっぱりそんなに高くないです。
ファミリーボックス席なんてものもありました。(5人席で7500円)
こういうルールもしっかりあり。
やはりファームでもマナーは大事です。
○試合の様子
なんだかんだ、この日は日曜日ということもあり、かなり人が多かったです。
この日、来たときに投げてたのは
日ハム:2017年ドラフト5位、北浦
ヤクルト:2016年ドラフト1位寺島(2016年甲子園の履正社のエースとして有名)
ハムファンではあるものの、実は個人的に寺島好きだったので、ちょっと得した気分になりつつ、席を探してウロウロ。
1塁内野席に座ったので、ヤクルト
試合は2回からヤクルトが渡邉のホームランで4点先制。
かと思ったら、その裏に日ハムも今井が負けじとホームラン打って3点返すという、かなり豪快な試合展開。
5回終了後に始まる、謎のラジオ体操。
1軍とかだったら花火が打ち上がったり、チアのパフォーマンスがあったりするんだけど、なんかこの手作り感がファームの温かみがあってほっこり。
どうやらオリジナルのダンスなんかより、老若男女みんなで出来ることを……ということで、ラジオ体操をやるのが定番になったらしい。
たしかに、ずっと座ってるのも疲れるし、みんなで体動かせて楽しいかもしれない。
まさかのマスコットもこんな近くに現れるという。
おそらく午前中に学校で練習をしてきたであろう中学生たちが若干テンション上がっていたのが微笑ましかったです。
そして、予想通り7回表1アウト1塁、2塁という展開から斎藤佑樹が登板!
読みが当たった……! 来てよかったぜ……!
ここをサードゴロ、ライトフライに切り抜け、8回も三者凡退に抑えるという好投でした。この日から斎藤佑は6月に鎌ヶ谷で無失点投球を続けて、1軍に昇格。
(今週の登板でオリックス足立にホームラン打たれてしまったけどね。
まあそういう日もあるよ)
ちなみに、2軍の試合でも面白いのは、若手であったり、1軍昇格を目指す選手ばかりじゃなくて、基本的に1軍で最近まで活躍していたけど、調整中って選手もいて。
ヤクルトに畠山が出てたから、それはちょっと「お!」って思いました。
ちなみに、何年か前に斎藤佑樹がVSヤクルトで投げた試合も、実は僕は神宮球場に見に行ってて、そのときは見事にホームランを打たれて確か斎藤が3回とかでKOになっていたはず。
この日、そのリベンジが見たかったのだけど、残念ながら対戦はなし。
来場者発表! 2221人。
いや、でもこんな鎌ヶ谷の隅に2200人以上が集まるイベントがあるって考えると、野球ってやっぱりすごいと思うんだよね。
そして試合ですが、9回裏2アウトから2点差を日ハムが追いつき、延長。
10回にもお互い2点ずつ叩き込み、最後は星稜高校出身、ゴジラ2世の異名を持つ森山のサヨナラホームランで試合終了!
8−7のルーズベルトゲーム。すげえ白熱する試合でした。
試合後は、ヤクルトのつばみちゃんと、日ハムのカビーくんがパフォーマンス。
ちなみに、この日は実はヤクルトの悪夢の16連敗が止まった日。
それをみんなでお祝いするという、謎の一体感のまま幕を閉じました。
ちなみに、この時点で17時50分くらいだったのだけど、閉門は18時な上にバスの最終はもっと早いので、足早に帰る人もいたので、そういうときだけ大変そう。
でも、のんびり1日楽しめました。
○鎌ヶ谷スタジアム ここが良かった
・安い
やはりプロ野球選手を2000円以下で見られるのが吉。
バイク持ちだからってのもありますが、僕の場合は交通費がほとんど要らないのも、とても良かったです。
・長時間のんびり楽しめる
1軍の試合とかだったら、結構勝ち負けでやきもきするんだけど、2軍戦は「いやー、こいつ頑張ってるなあ」とか選手個人の成長の方をのんびり見られるので好きです。
・「お!」ってなるような、テンション上がる選手がいる
引退間際のレジェンドとかいたりするし、日ハムは多そうだけどアマチュアで直前に有名になった選手とかいるから、それも楽しかったりするよね。
ハムだと去年甲子園で金足農業ブームを起こした吉田輝星とか。
・2軍ならではのアイデア勝負パフォーマンスが楽しい
ラジオ体操は本当にビビった……
でも、なんか金かけて派手にパフォーマンスするよりも手作り感があって、
僕は好きです。
そんな感じの鎌ヶ谷スタジアムでした。
千葉県に近い人は一回ふらっと行ってみてくださいな。
そして、家に帰って球場で飲めなかったので、コロナを飲む。
完全に余談だけど、この日は安田記念があって……
アーモンドアイちゃんに相当な額を突っ込み、対抗を順当にダノンプレミアムだと思っていたので、こんな楽しそうな思い出を書いてますが、一方では地獄を見た日でした。